神奈川県で起きた心霊怪奇事件 ― 開かずの金庫、三分間トンネル、いたたまれない家

2025年9月6日に都市伝説系動画で一番再生されたのは『【怖い話】[放送禁止!]『開かずの金庫』を開ける番組撮影中にヤバい事件が起きてお蔵入りになった恐怖のロケ現場…神奈川県で起きた心霊怪奇事件【ゆっくり解説】』でした!

こちらの動画では、神奈川県で語り継がれる心霊怪奇事件を紹介している。

某テレビ局の番組で取り上げられるはずだった「開かずの金庫」の怪異をはじめ、横須賀市の三分間トンネル、横浜市に存在したとされる“いたたまれない家”の不思議な体験が取り上げられる。

開かずの金庫

舞台は茅ヶ崎市、国道沿いの元板金工場。情報番組のディレクターのもとに、Nさんという男性から「古い金庫を開けてほしい」という依頼が届いた。

金庫は父の代から倉庫に置かれているが長年開かず、中身は不明。地元では「怪しい金庫」と呼ばれていた。

また、父がその金庫を購入して以降、工場前で頻発していた交通事故が減ったという話も添えられていた。

ロケ当日、倉庫の中で金庫を前にすると、カメラ映像が揺らぐ、音声に笑いやすすり泣きが混じるなど不審な現象が立て続けに起きる。

錠前師が呼ばれ、長時間の作業の末に金庫を開封した。

中には白い布に包まれた人形が一体だけ収められていた。その人形は不自然な白い肌を持ち、衣装には判読不能な文字が書かれた古びたお札が何重にも貼られていた。

金庫が開いた直後、工場前で数十年ぶりに車の衝突事故が発生。

ロケ後、錠前師が急死、依頼主のNさんも病で亡くなり、番組スタッフも交通事故や急病で次々と命を落とす事態となった。残された者は精神を病み、姿を消した。

テレビ局は放送を中止し、撮影データも削除された。

後に調べられた古い資料には、人形には身代わりとして災厄を引き受ける役割があると記されていた。

役目を終えた人形は封じて祀る必要があり、それを怠ったり封を破ると周囲に災いが広がるという。

金庫はまさにそれを封じていたのだろう。

三分間トンネル

横須賀市・観音崎公園にある古いトンネルは、地元で「三分間トンネル」と呼ばれる。

トンネル内部は直線で出口まで見通せるが、照明は三分で消える仕組みになっており、暗闇の中で人影を目撃する体験が後を絶たない。

ある女性は友人と訪れた際、50代ほどの男性とすれ違い軽く会釈を交わした。

しかし直後に振り返ると、一本道で隠れる場所もないはずなのにその姿は消えていた。

別の日にも同様の体験があり、やはり挨拶を交わした直後に相手は忽然と姿を消した。

観音崎一帯は戦中、防衛拠点として要塞施設が集中し、周辺海域では多くの船が沈没した。

そのため亡くなった人々の霊が陸に漂うと噂される。

また、照明が突然消える環境が恐怖心を増幅させ、錯覚を招きやすいことも背景にあると考えられる。

現在このトンネルは鉄扉で閉鎖され、防犯カメラも設置されている。

いたたまれない家

横浜市のとある中古住宅は、外観も立派で価格も相場より安く「お買い得物件」とされていた。

しかし取材で訪れた住宅ジャーナリストは、玄関に入った瞬間から強い圧迫感を覚え、全身が縮こまるような“いたたまれない感じ”に襲われた。

特に2階の和室は、昼間にもかかわらず障子が閉まり、照明がつけっぱなし。

不自然な雰囲気に圧倒され、一歩も足を踏み入れることができなかった。

調査の結果、この家にはかつて高齢夫婦が暮らしていたが、地上げ屋の嫌がらせにより妻が心を病んで亡くなり、夫は後を追うように2階の和室で自ら命を絶ったと伝わる。

その後、物件は買い手がつかず、今も放置されているという。

まとめ

開かずの金庫、三分間トンネル、いたたまれない家。

いずれも神奈川県で語られる心霊怪奇事件だ。金庫に封じられていた人形の伝承、戦中の記憶が残るトンネル、因縁を背負った住宅。

共通しているのは、人間の歴史や土地の記憶に強く結びついている点だ。

こうした出来事は単なる噂や錯覚として片付けられることもあるが、いずれにせよ人の恐怖心を強く揺さぶる存在であることに変わりはない。